昔で今を走る。
今日は、エンジンの話。
写真はクランクケース。中央の丸い部分はクランクシャフトを受け止める重要な部分。
ここは、ノーマルだと同じアルミの材料ですが、この様に補強することによって
より、精度、耐久性が上がります。補強している部分、素材はりんせい銅。
左右のケースを合わせ、指定トルクで締め付け、組みあがった時と同じ条件で
センターを出し、削っていきます。こうすることによって、正確に組み付けられた
エンジンはスムーズに回転し、回転ロスによる、損出もなくなります。
体感的に説明すると、まずキックが軽くなります。そして、アクセルを開けた時、軽くスムーズに
吹け上がります。
この様な、加工、仕様の変更は、人の手をわずらわせて出来てきます。つまり、お金がかかります。
レースで使うわけじゃあるまいし、いいじゃん、と言われますが、50年前のバイク好き用に設計された
エンジンは、その当時の道路事情などから、現代の道路事情に合うわけがありません。
なので、レースで使うわけではありませんが、一般高速道路を全開で、駆け抜けるには、この様な
加工をしても、大げさでないことという事になります。
乗り味は50年前。 しかし走りは今風! 贅沢ですね。
肉は腐りかけが美味いといいます。 マグロは、捕りたてより寝かした方が美味しいといいます。
この様に、時間をおいて、熟成される物、改良される物が、エンフィールドには多くあります。
なぜ、こんな事したいんだろう? なんでしたんだろう?
口では説明できない事がたくさんあります。
また、解明する必要など無いことも、みなオーナーは知っています。
11:03 午後 | Permalink
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