生産者が私です。
何か、世間は自粛ムードで東京はくらい感じがします。
節電で実際に夜なんかは暗いですけどね。 休日に繁華街に出ても人が少なく、店はどこも
がらがら。 昨日、みんなで少し走ってきましたが、お台場、麻布、六本木、青山は人がいない感じ。
自粛もそうです、節電も大事ですけどね、気持ちは明るく元気に行きましょう。
いつも私生活のことをつぶやいていますが、今日は商品の紹介です。
エンフィールド500 右シフト4速ギヤ セル付
このエンフィールドは、新車のときからデモカーとして宣伝用におろされた。
走行1万キロ エンジンは、丁寧に乗っても、減ってくる部分などがあるため
分解して整備されます。
症状は、エンジンをかけた時に、煙が出てしばらくとまらない状態。
これは、ピストンリングとシリンダーの合性が悪い状態がほとんどです。
分解して、ピストン、ピストンリングを確認していきます。
エンフィールドのピストンは、そのストロークの長さなどから
他のものより、長いのが特徴です。
丁寧に乗っても、多少ピストンに傷が入り、縦に腺が付きます。
その傷が付いたところを、荒めのやすりで斜めにこすり、クロスステッチを
作ります。
これは、細かい溝を作る事によって、潤滑油(オイル)が入りやすくすることを狙ってます。
リングを交換して、ピストンピンの横の部分に、オイルポケット(穴)を作ります。
このオイルポケットを作る事によって、ピストン裏からシリンダーの間にオイルを送り込みます。
これは、全開時にピストンの熱膨張により焼きつきなどを防ぐための加工です。
エンフィールドの焼きつきは、ピストンピンの斜めしたの部分、前後4箇所に傷が付くことが
多く、これはピストン形状によるものだと考えられます。
なので、この部分を加工しました。
もうひとつの症状。 しばらくエンジンをかけてなかった時に
エンジンをかけると、ブリーザーパイプからオイルを噴出してしまいます。
これは、エンジン右側のタイミングシャフトのところから
クランクケース内にオイルが入り込むからです。
対策として、ウォームナットプラグと言う部品を交換します。
この部品ナットですが、中央部がゴムになっていて、切れてしまうと
オイルが入りこみ、上記の様な症状がでます。
2002年にこのモデル、初のセル付きとしてデビューしました。
セルスタートボタンを押すと、よわよわしくクランク2回転して止まります。
当時のエンフィールド社の技術部の電装担当スタッフ アーナンダさんは、
日本の皆さんには、信じられないかも知れませんが、インドの人は
このセルボタンをエンジンがかかる、かからないにかかわらず、ずっと押しつずけるのです。
そして、バッテリーが上がってしまう。
なので、それを防止するために2回転したところで、止めるようにしている。
といってました。
このシステム、ジェネレーター(発電機)から回転を検知して、カットオフリレーと言う部品で
セルモーターに送る電流をカットします。
こいつがあると、よわよわしくセルが回ってかかりにくいことから
このカットオフリレーをキャンセルします。
以上の様な対策、改善をいた結果、セルスタートは力強くまわり、エンジンが始動
煙がいつまでも出ると言う症状は無くなりました。
今回、このようなピストンの加工、その他の対策は、一般的には違うかもしれません
しかし、私たちがエンフィールドを専門として整備させていただいてきた
経験から、心を込めて整備させていただきました。
お勧めの一台であります。
12:07 午後 | Permalink | コメント (0) | トラックバック (0)




